稲刈り

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数年前から
借りた土地でお米を作っている。

それまでは夫任せの稲作りだったのを
昨年から田の草取りに参加し、
更に今年は稲刈りにも加わった。

出来れば農薬を使用しないで作れないかと、
それならば自分も要望ばかり
言ってられないからと。










でも、田圃は甘いものではないと
思い知らされた。
だから、皆、農薬を使うのだと。

最小限の農薬使用の結果、
稲刈り前の田圃の足元は、
青い花を付けてびっしり広がった
コナギの絨毯となった。
それは美しかった。

田圃の4ヶ月のドラマを思い出しながら
新米を、今、食べている。







                                                             (お隣は蕎麦畑)

出会う


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お盆休みの終盤、
遠くに足を伸ばす気力も萎え、
ならば宇都宮駅から出る烏山線、
さらに真岡線に乗り継いで帰るという
埼玉北部から所要6時間の
ほんの小さな旅に
出てみました。





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色違いの二両編成の、古いほうの
車両の天井には頑丈な扇風機。
車窓からは色付き始めた稲の絨毯と
見下ろす丘の、里山の風景。

宇都宮の地方都市の勢いが、
出発して間もなく、のどかな風景に
取って変わるのが嬉しくて、
子どものように、窓に
張り付いていました。




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趣のある終着駅を降り少し歩くと、
大きな古い石蔵。かつてこの地が
栄えた場所であったのだろうなぁと
今は蔦がほどよく絡んだ姿に
見入っていました。





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旅先での楽しみは、
座り心地の良い場所、
その地の食べ物。

別に名物でなくても、
「ここで食べる」は
「ここに旅する」に
欠かせない。

家ではなぜか読めない、
カバンの中に入れて
溜まっていた通信など、
読んだりもします。





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一人旅だから、
いつもと違う風景、時間に
ゆっくり浸る、それだけで
終わるかと思っていました。

けれどこの後、
路線バスが廃止になった代わりに
烏山駅から出発する町内バスの運転手と
40分の二人旅。さらに、
真岡鉄道に乗り継ぎ、
益子駅で前席に乗り込んできた
アイフォン片手の中学2年の彼女とも
1時間の二人旅。

旅好きの運転手からは
沖縄が良かった!とも聞いたし、
通り掛かった評判の饅頭屋にも
立ち寄ってくれた。
彼女からは部活のこと、家族のこと
好きな教科の話を聞いた。

短い旅だったのに、
たくさん旅をした気分。

またどこかに行きたい、
そんな余韻が残りました。







夏眠

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                                                  2010年の秋(秩父の落葉)





冬はしっかり目覚めるから、
夏は眠ってしまいたい。

やっぱり忘れていた、
気温が暴力になることを。

四季という土地に生まれて、
春の芽吹きに心躍る自分が嘘のように
夏に欺かれるのだということも。

なんだか、罰を受けているみたい。
自分の弱さ、やるせなさ、無念、後悔、懺悔、
これまで積み重なった歪みが、さらに
熱によって膨張し、充満し、
汗にまみれた幻影と共に
後から後から攻めてくる。

さんざん苦しんだら、
また、ウソのような優しさが
やってくるのだろうか。

四季は、優しいのか残酷なのか
よくわからない。


妄想が枯れる季節は、
遠い遠いかなた、だ。




息子の旅

 
久しく更新をしていない。
写真も撮っていない。


先週、24歳の息子が会社を辞めて、
自転車で旅に出た。
その様子を、自分のブログで
更新している。

私は旅をしたくて、10年前に自転車をオーダーした。
けれど、その夢は、まだ果たせていないし、
その自転車は、玄関で埃をかぶっている。

そして、いつの間にか
私を追い越していった息子。

今、息子は
遥か先を行く人になった。


お〜い! 
気を付けて行けよ〜!



息子のブログ
http://puneotrabeling.blog.fc2.com/








http://puneotrabeling.blog.fc2.com/

再出発!!

2008年 散歩だより

年が明けて早くも2月が終わろうとしています。
たぶん、容量オーバーということで更新が出来なかったと思うのですが、
契約内容を変えて、再出発です。

いろいろ操作していたら、
これまでのNYさん、とらちゃん、とわこさんのコメントを
初めて見ました。気がつかないブログオンチな私でした。
この場で、ごめんなさい! そしてありがとう。
「公開」にさせてもらいました。

これからも、どうぞ、細々とですが、
お付き合い下さい。コメントもうれしい限りです。
よろしくお願いします。



この写真は、昨年の12月、栃木県の大平山で撮ったものです。
いつも新鮮な画像を使うことを心掛けているのですが、
PCの調子が悪くなり、最近の画像を載せることが出来ません。
まだ、公開していない画像がひとつ残っていたので、
それを使いました。

  

153<風邪とコスモス>

  風のコスモス



散歩だより153<風邪とコスモス>

風邪を引きました。
薬のまどろみは、夏からの
母の入院騒動で
拍車がついてしまった
生活の駆け足に、
みごとにストップを
掛けてくれました。

夢うつつに浮かぶのは
一面のコスモスと
風に乗った冷気。

母のいのちが
萎えていくその先に
自分の老いの影を見て、
容赦のない「時間」と
すべてを受け入れていく
優しい「時間」が、
静かな休日に
訪れました。




  最後の一葉

152<秋色>

  秋色


散歩だより152<秋色>

田圃が、さっぱりと
刈られています。
もう、暑さの中に
喧騒はなくて、
「想いの季節」への
諦めのような
気さえします。

まだ青い実の
イチヂクの木の下は
さわさわと風の音がして、
このまま愛犬と
旅に出たくなりました。

遠くの空、遠くの人、
遠くの山を想う時、
私は、ほんの少し、
鳥に近づいた気がします。



  草の穂

151<覆う>

  ネコジャラシ


散歩だより151<覆う>

何も無い大地が
懐かしくなる程、
四方の遥かと
四方の間近を
真っ直ぐに繋ぐ緑稲は、
整列し、占領し、
思考を、呼吸を、
覆います。

雨の中、ただただ
犬に引かれて歩く日々も、
ある日、ガラガラと雷がなって、
くぐもる水の稲から
開かれる太陽の稲に、
変わります。

それまで、
梅雨という重みを
今しばらく、
泳ぐことにしましょう。



  飼い主はどこ?

150<仔猫>

 膨張する稲


散歩だより150<仔猫>

梅雨宣言とともに、
息子が、バイト先から、
ダンボールに入った
仔猫を運んできました、

目がただれ、痩せた体で
四六時中、母を探して、
あっちに、こっちに、
ウロウロ、ニャーニャー。

1週間が過ぎ、
その母を諦めたのか、
人の懐の中で、手足を、
「うーん」と伸ばして
眠るようになり、
無邪気な悪戯が
日に日に、先住猫を
困らせています。

「安心」という言葉が、
幼い者の姿に、こうして現れ、
見守る者に、こうして還ってくる、
その寝顔を見るたびに、
そんな安らぎを感じています。




 わたし・・「ルル」


149<私だけのもの>

 アカツメクサ


散歩だより149<私だけのもの>

何回となくカメラを向けても、
撮れないものがあります。

沈み込む夕日の、暮れる赤、
畦に涼しい、露草の水色、
晴天の、眩い畦道と光る風。

いつになっても、満足に
捕まえられない、
光の芸術たち。

偶然のその時まで、
私だけの目に、そっと
しまっておきましょう。



 佇む僕


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